SOMESATについて

SOMESAT(サムサット SOcial MEdia SATellite development project)は、キャラクターを搭載した人工衛星を開発・運用し、社会の反応をさぐるプロジェクトです。

現在は、初音ミクのデフォルメキャラクターであるはちゅねミクを搭載した小型衛星を打ち上げ、世界一高い場所でのネギ振りを目指しています。合わせて、ネットベースの宇宙開発にも取り組むこともミッションとなります。

参加メンバーは、インターネットでのつながりを中心として集まった学生から社会人までの有志です。2020年1月の時点で、アクティブかつ公開可能なメンバーは以下の通りです。

・ききょうや 
・hem 会計補助を担当
・イシダP 広報を担当 

メンバーは全国に散在し、毎週金曜日の夜にSlack上で定例ミーティングを行っています。

衛星の概要

SOMESATがつくる衛星はCubesatと呼ばれる超小型衛星です。 サイズは100×100×100[mm]サイズ、質量が1kg以内の1Uになる予定です。

これを一般の衛星打ち上げロケットの余剰打ち上げ能力を使って便乗する 「相乗り衛星」として打上げ・運用することを目標としています。

衛星の基本構成

Cubesatをはじめ、一般的な衛星は次の構成により成り立っています。

  • 衛星局
    実際に宇宙に上がって動作する衛星でSOMESATでは主に次のような構成にする予定です。
    • ミッション系
      衛星の主題であるミッションを行う部分で、SOMESATでははちゅねみくのネギ振りが主ミッションとなります。
    • バス系
      衛星の基本システム系を指し、主に次の要素からなります。
      • 電源系>>詳細
        衛星の電源確保・管理を行うユニットです。太陽電池で発電し、二次電池に蓄える方式で検討中
      • 無線系>>詳細
        地上局との無線通信を行うユニットです。アマチュア無線帯域をベースに通信を行うことを検討中。
      • 光学(映像)系
        衛星内外の様子をカメラで撮影しデジタルデータ化するユニット。動画にて地上にダウンロードするのに適した処理アルゴリズムを検討中
      • 制御系
        衛星の各機器をコントロールするユニット。
    • 構造系
      強度、熱力学などを元にして衛星の外枠および搭載機器の配置を検討しています。
  • 地上局
    地球側の無線局で衛星に対して命令を送信、衛星からのデータを受信するコントロールセンターです。

組織について

SOMESATは任意団体として活動をしており、大まかに3つのグループによって構成されています。

技術系

その名の通り持てる技術を用いて実際の衛星開発に伴う企画・設計・試作・製造を担うメンバーで、 本職技術者や研究者を中心に興味を持って実際にモノづくりをされている方を指しています。

上記”衛星の構成”の各ユニットごとに分かれて、活動を行っています。

事務系

衛星開発では、国内法・国際条約に則った手続きや、 開発・運用にあたっての資金繰りをどうするか、また組織を纏め上げて打上を担う機関との調整などの衛星本体以外の対応が必須です。

法務、事務、会計、通関などの分野に知識のある方をこの様に呼んでいます。

学生部

超小型衛星CubeSatは、日本においては大学における研究目的での誕生がルーツでした。

学生部は現役の学生メンバーが集まり各種研究組織との情報交換をしたり学生ならではの特権的な権限を通じて衛星開発の知識を学びながら、我々の活動に関わって頂くなどの活動を進めています。特に学生しか応募できないコンテストに参加できることが社会人より有力な戦力です。

その他

これまでに動画製作などを通して我々の活動をPRして頂いたクリエイターの方々、 幅広い分野で実績をお持ちの方に助言いただくなど様々なご支援をいただいております。

SOMESATの活動に興味をお持ちいただいた方は、ぜひプロジェクトにご参加ください。